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十日町市四日町に建つ雪国住宅 「Tokamachi haus」 施工:「フラワーホーム」 いよいよ現場も追い込みです。 屋根はシンプルな切妻。 3間の妻入りで真ん中から左右に自然落雪させます。 二階建ての場合この落雪で一階部分が埋まってしまうことがネックとなりますが 3間間口を半分で割る事でその影響を最小限に抑えつつ 敷地の段差を利用して基礎の高さを1.5M以上と高くしより安心な設計としました。 階段の写真を見てもお分かりの通り二階のパブリックスペースまでの段数を10段、蹴上を190以下で抑えることで1階と2階のバリアを限りなく薄くすることにも挑戦しています。 そう、スキップしているのです。 アプローチの空間がゆったりしている事も雪国では重要です。 ココらへんも木で張られて良い雰囲気になりそうです。 外壁も地域に倣って定番の燻煙杉板・・・県産材です。 この地域にはまだまだ木の板で外壁が張られている家が多いのです。 十日町らしさを演出するのにこのへんは譲れません。 車庫をビルトインしつつ十分な外部収納と雪への対応能力 一般的な高床式の住宅では難しい住居部分への段差の少ないアクセス。 ある意味雪国での最小限住宅の一つの解が詰め込まれています。 シンプルな外観からは想像がつかないですね。 #
by yui-arc
| 2011-12-07 11:56
| works
「集まって住むかたち」が今月の建築士会報のSPECIAL FEATURE。
愛知県の「ゴジカラ村」が取り上げられている。 広大な敷地に遊具を置かず、自然木も伐採せずに計画された「愛知たいよう幼稚園」は自然と一体になった先進的試みの施設。そこに特養老人ホームやデイサービスなどが加わって複合施設が展開されている。 様々な年齢層が混ざり合う施設には大きな足かせがあると設計者の大井さんは語る。 それぞれの施設に制度や細かな規定があり、そもそも混ざり合うことを前提としていないので クリアできない部分が出てくる。 幼稚園には幼稚園の、老人ホームには老人ホームの・・・当たり前だが ここいら辺に今の日本の行き詰まりの縮図が見えてくる。 縦割り行政や政財界の癒着、既得権益保護・・・どこでも同じ問題が大きな壁を作っている。 対して米子市のシニアマンションが取り上げられている。 こちらは制度や仕組み活用で高齢者対応した6階建てマンション。 対比するプロジェクトとして好例だと思う。 どちらが魅力的か、未来を感じるか。 個人としてそもそも大型の建築物は嫌いです。 特殊な例を除いてほとんど見た目に公害となる場合が圧倒的だからです。 メンテナンス費用も建設費も、維持費も莫大で永久に金食い虫です。 解体となると目も当てられません。 津波の避難場所として沿岸部、土地のない高密度の都市部に仕方がないから作るのは良しとして 地方に作るのはやはり見栄と知恵の無さとしか思えません。 そもそも大型化、高層化しなければならない本当の理由って何でしょう? 土地問題?金銭問題? 木造の耐震性や耐久性、高度なプレカット、金物工法等が普及している今、鉄筋コンクリート造や鉄骨造のほうが絶対優れているなどとは言えないのです。 かなりの大きさまで木造で可能なのも確かですが。 閑話休題 集まって住む事はこれからの日本を考える上でとても重要なキーワードだと考えています。 今までの法制度や縦割りの行政では解決できない問題がどんどん出てくると思います。 枠を超えた試みやアイディアが実現できるように小さなことからチャレンジしたいです。 More #
by yui-arc
| 2011-12-06 12:17
| その他
12月に入った途端に寒さもグッと増してきたようですね。
そんな寒さも薪ストーブが家にあると歓迎できる一面もあります。 やはり家の中に赤々と炎が揺らめく場所があるのは良いものですし その暖かさも遠赤外線なのでおひさまにあたっているやわらかさ。 冬に太陽があまり顔を出さない雪国にとってこの辺もありがたい一面ですね。 実は数年前からまじめに考えている野望(笑)があります。 その思いがこの原発停止ラッシュでより一層強まってきたのです。 今後大きく変わって行かざるを得ない事の一つに「夜間電力利用」が挙げられます。 動き出したら昼夜問わず発電し続けて余剰電力の大きくなる夜間の電力をどうやったら うまく利用できるか・・・これはまさしく原発対応策・・・というか苦肉の策だったわけです。 安い夜間電力というシステムそのものがまず成り立たない=ヒートポンプのない蓄熱暖房は今後ますます不利という事ですね。 灯油も単価が下がる見込みは薄いでしょうし二酸化炭素排出量の問題もある。 電気供給量で考えるとエアコン暖房も利用しにくいですし・・・特に寒冷地ではきつい面が多い。 そうなると最近期待の天然ガスか? ってなってきますよね? エネファーム・・・値段が下がってくれば視界に入ってくるでしょうがまだまだ。 それにガスだって有限の埋蔵資源であることに変わりはないわけで・・・。 と考えて周りを見渡すと山が目に入ってくる。 「薪ストーブの里」構想! 里山は今、手入れをする人がいなくなって荒れています。 これは水害事例を見ても分かる通り良いことではありません。 そこに薪ストーブを結びつけます。 薪ストーブユーザーは薪に飢えている!!っていうところがポイント。 それにだいたい山好きが多い。 子供が少なくなって廃校になった山中の小学校の校舎や体育館、利用されなくなった鉄骨耐雪車庫など に山の手入れで出た間伐材をストックする。 山にはまだまだ元気な方々がいらっしゃる。 そんな方々に出来る範囲で山に積極的に入ってもらう。 出た間伐材は公的機関?組合?三セク?が買い上げる。 山の人の元気と健康とフトコロに寄与する。 ストックされた薪は「薪ストーブ組合員?」「薪ストーブ会員?」(薪ストーブユーザー)が安価で購入できる。 ユーザーは指定された講習会などを経て薪ストーブ会員?となりチェーンソー、伐採出来る資格を与え 休日などには伐採ミーティング等で汗を流す。 伐採場所はその都度指定されたエリアで行い、参加者は薪の優先獲得権を得る。 河川敷の樹木や流木処理にも活躍できそうですね。 十日町市は「山」の中です。 その資質は十分すぎるほどあります。 手入れされた山は日が入り植生にも好影響ですし計画的に行なっていけば 薪の需要と供給のバランスも可能でしょう。 もちろん大都市を潤すまでには至らないでしょうが十日町市は「カーボンニュートラルシティ」 になれる可能性を十分に持っているのです。 十日町型薪ストーブの開発なども三条・燕地域の金物メーカー等と共同で行い 「薪ストーブ先進地域」を目指しましょう。 薪ストーブ普及と同時進行でメーカー直営ショップも充実して 全国から薪ストーブファンが相談やショッピングに訪れる。 薪ストーブ利用のカフェや飲食店・施設も充実して「冬も暖かい十日町」となる。 暖房を環境循環型の薪とすることで二酸化炭素排出量が全国一少なくなり注目される。 山に入る人口を増やすことで自然に目を向ける人が増える。 いかがでしょうか「薪ストーブの里」構想 冬の日照不足で太陽光にも不利な地域は薪ストーブで環境トップを走ります。 #
by yui-arc
| 2011-12-02 05:03
| その他
ってことで行って来ました京都。
2泊3日の寺巡り!! 振り返るとあっという間ですが充実の三日間でした。 金閣寺 銀閣寺 二大メジャーは抑えつつ・・・ 金閣寺は正直あまり・・・って気乗りではなかったのですが あの庭のあのスケールにあの佇まい。 庭(環境)と一体になることで完成を見るのが建築なんだと改めて感じさせてくれました。 銀閣の渋さはさすがです。 向月台の幾何学的造形とのバランスも絶妙。 江戸時代後期とされるその感覚は現代でも十分斬新だ。 安藤さんに通じる何かを感じてしまった。 高桐院 アプローチは全く紅葉していませんでした。 紅葉すると・・・↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ こうなります。 観たかった。 モダンなデザインの土塀 龍源院・・・静けさを感じた。 旧重森三玲邸・・・AQUOSのCMで一躍有名に。 京都は観光都市。 守ってきた文化が深いから何度でも訪ねてみたくなる。 季節によっても違いますからね。 残念なのは人と都会の雑音が気になって庭に集中できないこと。 仕方のない事なのですが。 西本願寺のお隣の龍谷大学で映画の撮影をしていました。 知らずに歩いていると門のところに軍旗と日章旗が一対ではためいていて その前には白い軍服を着て背筋を伸ばした人が二人。 門の中には整列した白い軍服姿の人がたくさん・・・ さすが京都だ!日本力が違うなぁ等と思いながら見入っていると 若い人が近づいてきて「立ち止まらないでください」と。 ?? もしかして見てはいけないモノを見たのか・・・ 心配をよそに反対から来る人に「撮影中です」と。 妙に日本人の心に来るものがあった京都紀行。 自分はやはり日本人だ。 #
by yui-arc
| 2011-11-16 21:44
| その他
薪ストーブに火を入れるのは楽しみの一つです。 よく語られることの一つに「薪ストーブは4回暖かい」というのがある。 薪の調達に山などに出かけてチェーンソーで汗を流す。 薪割に精を出す。 火をいれて体を温める。 火を囲んでの団欒で心が温まる。 他の暖房器具でここまで暖めてくれるものは無いでしょう。特に心までは(笑) 薪集めが趣味にできる方! どうですか? #
by yui-arc
| 2011-11-11 12:48
| その他
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