新潟県新発田市十日町市結建築設計室  阿部正義の日々ログ 
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ブータンの謎
今朝の毎日新聞朝刊、時代の風:ブータンに見た「逝きし世」を読んで永年抱いてきた謎・・・という程でもありませんが腑に落ちなかった事に一つの解答を得ました。

2003年の年末に正月休みを利用して旅をしたのを想い出します。
一人で海外に行くのが初めてで、しかもそこはヒマラヤ山脈の麓という辺境の地。
飛行機はタイとコルカタで乗り換えが必要で二日がかりやっとたどり着ける場所です。

なぜブータンに興味を持ったのか記憶が定かではありませんが
当時「神楽坂建築塾」で知ったばかりのバナキュラーという言葉に触発され
辺境の土着建築を肌で感じたいと選んだのが「ブータン」だったような気がします。
その時のレポートを短縮したものがコレです。

国民総幸福を掲げる国ブータン。
笑顔が自然で生活も至ってナチュラル・・・決して経済的に恵まれているとはいえないのに
その姿勢には一本筋が通っているように感じました。

国土が狭く山に囲まれ人口が少ない多言語多民族国家。
武器や軍隊、経済では国を守ることが難しい中で雷龍王が打ち出したのがアイデンティティを守る施策。
グローバル化が進み国境ラインがどんどん薄くなっていくと
国民自身がその国の存在意義を見失ってしまう危険性が大きくなります。
それを現代においても守ろうとしている、それがブータンという国だったのです。
そう、これが謎の解答です。

そしてこれが奇しくも100年前の日本と重なる部分が多い。
開国当時、独自の文化が色濃く残る日本はその豊かな文化性、精神性で来訪する外国人を驚かしました。
コレはそのまま日本の中の僻地や地方都市にも当てはまりそうです。
住んでいるひとはなかなか気づきにくいのですが
地方には地方の優れた食文化や生活の知恵、文化性が色濃く残っている所も多いのです。

都会にあって地方にないものを「ないものねだり」で持ってきても
地方はかえって疲弊するばかり。
独自の文化が薄まると「引力」も急速に衰えて人口減少に拍車がかかるという
負のスパイラルに陥ってしまう現状は、正にこの辺に理由があるのだと思います。

よく言われるのが「良い道や橋やトンネルができて都会が近くなって人口が増えると思ったらその道を通ってどんどん人が出ていく」って。

グローバルとか国際競争力とかう言葉の影で薄まっていく日本人の独自性。
競争しなくてももともとあるものを磨く事で評価される部分は多い気がしますし
それこそが世界に求められているのではないでしょうか。

今朝は新聞を読んで色々考えてしまいました。
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by yui-arc | 2012-07-15 11:40 | こんなモノ
アナログとデジタル
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今日は長岡市の民間確認検査機関へ修正に行って来ました。
構造計算書が何百ページにもなると必ず指摘事項があります。

審査が行われて疑問点や不整合な部分がFAXで送られてきます。
この内容を一つづつチェックし、修正した図面や追加書類などを作成してようやく
検査機関に向かうことができるのです。

車でしばらく走ってから構造計算書の一枚を忘れてきていることに気づきました。
Uターンしている時間はありません。
その計算書は構造計算をしてくれた事務所から追加で取り寄せたもので
出発直前にメールで届いたものでした。
印刷するのを忘れたのです

困った・・・とその時ひらめきました。
メールは最近クラウドで同期するものに移行しました。
iPhoneにも届いているはずです。
iPhoneアプリで「ネットプリント」というものをインストールしていたのを
思い出したのです。

送られてくる計算書はPDF。
バッチリ対応しています。
メールを開いてPDF書類をネットプリントで開いてプリントボタンをクリック。
即座に通知される印刷番号を長岡のセブンイレブンの端末に入力すると・・・
出てきました計算書・・・ロスタイムは僅かで済みました。

もう、できて当然なのですが初めてだったので感激してしまいました。
クラウドさんとはもう離れられそうにありません(笑)

写真は定番の「かとり豚」と天然除虫菊使用のミニ蚊取り線香。
風情でしょ?
燃焼時間は2時間半とか。

ダイソーで100円でした。
こちらもクセになりそうなスケール感。

アナログとデジタルな組み合わせは意外に良いと思います。
自分がそうだから。
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by yui-arc | 2012-07-06 21:55 | こんなモノ
読了!
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どんどん霧が晴れる・・・そんな感じで一気に読めた。
自分の気持ちがリンクする心地よさ、問われて答えられなかった事が語られている痛快感を味わった。

経済的な豊かさを手に入れたからこそ見えてくるものがある。
起ってくる事象がある。

文化性が豊かで多様な事が次代へのキーワードになりそうだ。

「放射能付きのユートピア」には住みたくないと思える「正常な」感覚を持っている事に
誇りを持ちましょう。

山崎氏の「もう一度暮らしの実感から各人の幸せについて真剣に考えるべき」の〆の言葉は
何気ないけど、とてつもなく重い。
決してそんな内容の本ではないのだが、その言葉で目頭が熱くなった。
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by yui-arc | 2012-07-02 10:05 | studio*H5