新潟県新発田市十日町市結建築設計室  阿部正義の日々ログ 
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コ・レ・カ・ラ
昨年、6月に「まちづくり」をライフワークにしようと決心しました。
人生の半分?を超え後半は次代にソフトを残したいと心底思えてきたのです。
ハードである建物を設計し地域を作っていくことはもちろん刺激的でやりがいのあることです。

でもそれだけだと何かが「ズレている」感覚が有りました。
それが何なのか?
判らずにいた時に二人の方のお話を聞く機会がありました。
東京理科大の川向先生とstudio-Lの山崎さんです。

何かにスイッチが入る瞬間というのはあるものですね。
何度か経験していますがこの時もそうでした。
「カチッ」という音だったかどうかは覚えていませんが(笑)

今日は机上で思い付いたり、何か読んだり聴いたりして「コレは!」と思ったことを裏紙に書き留めたものを忘備録として清書する意味でアップします。(長文です)

---何がズレていたのか?---
人口減少時代に入ったことを自覚していない。
まだ根拠もなく「なんとかなる」とか「誰かが何とかしてくれる」と思っている。
行政に頼るのではなく自分達が社会の仕組みを作って動く事が必要(行政・政治のシステムが、そもそも成長を睨んだものなのでうまく機能しない)
企業は売上を伸ばし続けることが使命・宿命となっているが、減少時代でそれはどう考えても無理がある。
人口統計や調査で「廃校」となる可能性が高いのに小学校を造ってしまうことが「行政・政治の縮図」→誰も止められないのか?

---いなかの問題点---
補助金が無くなってそれと一緒に働く場も失われた。そこには「ソフト」と呼べるものも残らなかった。まちづくりから宣伝、イベントまで都会の企業に丸投げして、自ら築いたノウハウがなかったからだ。
何もない場所に若者は魅力を感じないしやる気も出ない。年寄りは生きがいがなくなる。
結果としてふるさとに誇りが持てなくなる。そして学校を卒業するとみんな出ていってしまう。

---ハードデザインの前のコミュニティデザイン---
建物設計前にマネジメント提案を行う→建物や広場がリニューアルされれば人が集まる時代ではない。
エリアマネージメント提案→リニューアル予定地周辺の空地や空き店舗で市民参加型のイベントを行う。
ハードデザイン(建築設計)も市民参加型のワークショップにしてしまう。
NPOや市民団体へのヒアリングやワックショップ参加推進で計画段階から興味を持ってもらう。
建物デザインとコミュニティデザインの同時進行。

---魅力発信とは?---
「何もない」「手付かず」といったことが個性の時代。
カッコイイ田舎がキーワードの時代→若い人達に見直され、注目されていることを自覚しよう。
・地域の特性を明確に打ち出す。
・生産だけではなく加工や販売、営業・宣伝までトータルなものづくりができること→自立・オリジナリティ
・地域主体の経済の仕組みを構築している。
・景観や産物など総合的な視点で組み合わせて演出。
・モノマネでなくオリジナルであること。
・イメージ戦略に長けている
・地域全体に目配りしたデザイン
活躍する場を自ら作り上げ、外部の若者にとっても魅力的な雇用の場と成る。

---研修セミナー---
今や地方が都会の人に「地域の売り方」や「商品開発」のコツを教える時代。
起死回生のプラグラム・ノウハウは「田舎に訊け!」の時代が来ている。

---発見力---
・独自性
・よそ者(都会や海外を知っている人)、女性の視点で地域を見直す作業。
 女子大生や海外生活経験者を招待してショートステイしてもらう。
・安易に真似しないという努力も必要。

いろんな人と繋がれるツールも充実してきましたがやはりリアルが大切だとおもいます。
写真はJR下条駅前に建築中の「下条茅葺きの塔」
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一階部分はRC造、その上に古材を再利用し金物で緊結した小屋が乗ります。
ムーミンの「お寂し山」みたいな茅の塔で、Cafeに成るのかな?

楽しみです。

リアルで楽しく会える場所がどんどん地域で増えていく必要がありますね。
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by yui-arc | 2012-06-08 10:35 | こんなモノ