新潟県新発田市十日町市結建築設計室  阿部正義の日々ログ 
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夢の我が家への道・・・その2
中越沖地震では多くの新築住宅にも被害が出ました。

その実態をみるとビックリするような施工をしている住宅が多いのに二度びっくり!
私が普段考えている「構造」とはかけ離れたものであったからです。

妻面の胴差しが無かったり基礎が無筋であったり壁や軸材の接合部に金物が無かったり・・・
本当に「プロ」を自認する人間が最近施工したのかと眼を疑うモノが多すぎました。

東日本の地震は今も頻発しています。
これら地震の直接被害を受けてもまだ反省に至らない工務店の多い事は
驚くべき事です。

前回も書きましたが公的な安全・性能チェックは二階建て木造住宅の場合
「性能表示」という制度を使うことでしか今のところ対処できません。
この制度は任意であり金額が掛かり、中間の検査や設計審査などがあって煩わしいので
施工店側も積極的に勧めません。

しかも隠れた部分に関してはチェックしきれないのが現状なのです。
やはり、技術と意識の高い工務店が的確なアドバイスのできる建築士とタッグを組むことが理想でしょう。
社内に建築士を抱えキチンと機能していれば言う事がありません。

もし、どこかの会社と家づくりを始めていたり始めようとしているのであれば
窓口になっている担当者にお聴きする事をお勧めします。
1・「お宅で提供している住宅は地震にどれくらい強いのですか?」
2・「断熱性能はどのくらいのレベルのモノですか?」

1・に関して、「今まで壊れた事はありません」とか「大工の腕が良いから大丈夫」とか「アフターが充実しているから・・・」とか「地元でまじめにやっているから・・・」など、具体的な数値が自社基準として語られる事無く根性論で終始するならまず間違いなく「勘」だけで家はできています。

なぜこのような事が起こるのでしょう?
ずばり、面倒くさいからです。

意味がわかりませんよね。
信頼して任せたはずの家が実は根性論や程度の解らない経験や勘だけでその強度決定されているとは。

誤解無きように付け加えますと、それが即危険というわけではありません。
客観的に判断できないだけなのですが、その辺が難しいのです。

2・に関してはもっとひどいのが現状です。
「昔の家は断熱材が入っていなかった。今度は入れるから比べ物にならないくらい暖かいですよ」
って・・・ここでも意味不明の勘が働くわけです。
直接人命にかかわる事ではないので法律での規制も無くほぼお任せ状態です。

プロならどれぐらいの熱損失があるのか数値で語るかもしくは壁・床・天井の断熱材の仕様を示し
それは客観的にどんなレベルのものであるかを説明できなければなりません。

以上の様な事は「良い家」を語る一部分でしかありません。
知っての通り 「良い家」 は数字で語る事ができません。

逆にその数字ばかりを強調する会社に「良い家」を造る能力は眉唾もんと考えましょう。
数字はいくらでも誤魔化しやトリックが使えますが
居心地はそれが使えません。

理屈の解らない子供ほどそれははっきり表れます。
居心地の良い空間を裏方の確かな技術と数字で支える。
それが正解だと思います。


次回は「基礎」についてです。
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by yui-arc | 2011-06-28 14:27 | その他
夢の我が家への道・・・その1
構造(主に木造住宅)についての講義を受けてきて感じた事。

大きな地震を体験すれば自然に建物の耐震性への要求は高まります。
事のきっかけは色々あるでしょうが被害が出るにつけ強化されてきた建築基準法。

さぞ住宅についても国の安全チェックが進んでいるのだろうと想像する方も多いはず。
いえいえ、なんのなんの。

一般に建てられる規模の木造二階建て住宅に関して言えば未だに公的チェックは有りません。
え?ちょっと待って。
ウチの現場は瑕疵担保保険の検査員の方が事細かにチェックしていますよ。

そうですね。確かにチェックはしています・・・が、
あれは設計図通りの施工がされているかどうかのチェックであって
なんら安全性を保障するものではありません。

完成した時の完了検査にしてもそうです。
構造が安全か、気密は確保されているか、断熱性能は基準を満たしているのか等々・・・
全ては施工会社に任されていると言っても過言ではありません。

ちょっと待ってよ!
でも施工している建物の設計図はちゃんと建築士の人が描いているよね?
だって確認申請書にちゃんと一級建築士 ○○ 一郎 ってハンコが押してありますよ。

はい、それも確かにそうですが、極端な例で言いますとそこに名前が載っているからと言って
その人が設計したとは限らないのです。

例えキチンとした設計図があったとしても
その図面通りの性能が発揮出る家に仕上げるのはやはり施工会社の技術や管理体制が非常に重要だという事です。

私たち設計事務所の独占業務として設計の他に監理という業務があります。
それがまさしく大切なポイントとなってきます。

設計したお家が図面通りに施工されているか施工方法や品質に至るまで施主さんの代わりになって
チェックする業務です。

代わりに施工会社がこの役割を担います。

設計事務所が負うべき責任や役割が実質分断されその所在が曖昧になっています。
この辺りが良く耳に入ってくる問題の原因の一つかな。
 
さて本題・・・は次回に。
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by yui-arc | 2011-06-27 18:11 | その他
コミュニティデザイン
山崎亮さんの本。

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巻頭の言葉

モノをつくるのをやめると人が見えてきた。

デザインは社会の課題を解決するためのツールである。

この言葉が私の心をぐっと掴んだ。

日頃から感じて居た事を言葉にしてもらった。

期待の膨らむ一冊だなぁ(笑)
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by yui-arc | 2011-06-22 17:33 | works
上棟
「花れ」上棟しました。
b0102832_901761.jpg

切妻平屋が基本ですが人が立てる天井高さでロフトがあります。

施工はフラワーホーム。

天気は最高でどんどん工事が進みます。

これから内装に掛かりますが
まだまだ気の抜けない日々が続きます。

今日は電気設備の立ち合いがあります。
頑張りましょう!
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by yui-arc | 2011-06-13 09:03
2011・6月号 メルマガ寄稿
今月の商工会青年部のメルマガに寄稿しました。
一足お先に公開します。


デザインのチカラ    結建築設計室 阿部 正義

私には気がかりな人物が何人かいます。その人たちは私にとって「目標」や「憧れ」、「尊敬」の対象でもあります。
 私は「建築設計」を生業にしており、その中でも「住宅設計」を主に手掛けています。
学生時代に「椅子の設計」が設計課題として出された事があります。椅子には建築設計として重要な要素が全て入っているというのです。当時は当然理解できません。頭の上に?がいくつも飛び交いました。手触り、見た目の美しさや座ってみたくなる優雅さ、体重を支える強度とバランス、座り心地・・・なるほど今なら解りますが当時はどうしても実感として捉える事ができませんでした。でもそう思い返してみてハッと気づかされることがあります。名作椅子の様な家を、自分は果たしてどこまで実現できているのだろうかと。
 理念と現実には往々にして距離があるモノ。でもそれを限りなく近づけた生き方をしていらっしゃる(ように見える)方々に私はとても魅力を感じるのです。
 デザイナーのヨーガン・レールさん、お菓子屋の高橋台一さん・・・。
ヨーガンさんは手仕事にこだわったモノづくりをしています。好きなものしか見ない、触らない、食べないというわがままおじさんらしい。その姿勢は社員食堂にも表れていて食材選びを徹底しています。近年はその本が話題になったことで有名ですね。南の島に畑と別荘まで持っているというこだわりようです。徹底した画一的でないモノづくりの姿勢と素朴で時を超えるデザインが多くの人の支持を得ています。感性が価値に替わる見本のような方です。
 高橋さんは小田原や箱根でお菓子屋さんを営んで居られます。北海道の足寄の小豆や沖縄の砂糖などやはり素材にこだわって作られています。でも、材料にこだわるだけなら(なんて言っちゃ失礼ですが)他にもたくさんいらっしゃるでしょうが、そこにトータルで「デザインのチカラ」を採り込んでいる感性が素晴らしいと思うのです。望月通陽さんのオリエンタルでエスニック(?)な図案で紙袋や暖簾がデザインされていたり、店舗や内装の設計に中村好文さんや小泉誠さんを起用したりともう、小豆好きで好文建築のファンで小泉派の私なんぞはそれだけで今すぐに飛んでいきたいくらいの魅力を感じるのです(まだ行った事ありませんが)。
 感性とその行為がデザインという力でうまく噛み合わさったモノはとても魅力的でパワーがあると思うのです。どんなに遠くても多少高くてもそこにしかない価値ならば人を呼び寄せる力が備わっています。それは日常生活の豊さはもとより商行為や街づくり、国づくりへと繋がるものであると思います。
 建築設計という仕事は人を元気にする力を秘めているという事をこういった人たちは教えてくれるわけです。
日々の仕事の研鑽の中で目標とする人たちに少しでも近づきたいものです。

参考文献:「美しいもの」赤木明登著
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by yui-arc | 2011-06-02 11:29 | works