新潟県新発田市十日町市結建築設計室  阿部正義の日々ログ 
by yui-arc
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長期優良住宅
「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」平成21年6月4日に施行されました。
急な施行に対応できず設計者も施工者も右往左往した感がありましたが
最近は落ち着いてきましたね。

私ももう相当の棟数を申請させていただきました。
数えたら8棟に上ります。

一般的には2階建て木造が思い浮かぶでしょうが
十日町市や長岡市では3階建(1階RC2.3階木造)混構造の建物もその対象となっています。

木造部分は同じ基準が適用されますが
1階のRC部分はRC建物の長期優良基準が適用されます。

具体的には断熱材の厚さやコンクリートの水セメント比が大きく違う点です。
雪国の高床式混構造住宅はあくまでも1階部分は「基礎」であるとの認識でこれまでやってきたので
断熱や強度については最低基準をクリアするだけで良いと考えたくなるのですが
今回の認定制度では「雪国特例」は無視されています。

断熱施工はともかくとしてコンクリートの水セメント比には施工者側に多少の戸惑いがあります。
基本、水セメント比45%のコンクリートを使用しなければならないからです。

水セメント比とコンクリート強度には反比例の関係があり水セメント比が低いほど強度が上がります。
因みにW/C 45% 普通ポルトランドセメント 36N/mm2です。
なぜこんな高強度のモノが必要になってしまうのでしょう?

それはコンクリートの性質に起因します。
ご存知の通りコンクリートは圧縮に強く引っ張りに弱いという性質があり
その弱い引っ張りの力を鉄筋が負担することで建築材としての高強度を実現しているのです。

鉄は酸化・・・つまり錆ます。
しかしコンクリートは強アルカリの性質を持っていて鉄筋がコンクリートに埋まることで
酸化から守られその強度を維持するのです。

残念な事にそのすばらしいアルカリ性も空気中の酸性物質などの影響で
徐々に中性化していきます。

中性化した中で鉄筋は保護されなくなりやがては錆びてきます。
前述の通りコンクリートの建築材としての強度は鉄筋によって成り立っていますので
その鉄筋がさびて細くなったり酸化による膨張で破壊され鉄筋コンクリートの寿命は尽きるのです。

セメントの割合が多い(水セメント比が低い)コンクリートはより長い間アルカリ性を維持します。
つまりは長寿命なのです。

長期優良には長期の性能が要求される為に水セメント比が低く設定されているのです。

コンクリート強度が上がるとその品質管理のシビアさもぐんと上がります。
セメントの化学反応で発生する熱が多くなったりするためです。

長期優良・・・特に高床住宅に関しては経験や施工例が豊富な工務店選びがなお一層重要という事ですね。

今回は長文になりました。
最後までお付き合い頂きありがとうございます(笑)
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by yui-arc | 2011-02-27 13:08 | その他
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